生産部
和歌山有田を中心に、
和歌山県内で約40箇所の畑で、
温州みかんやきよみ、はっさくなどの
柑橘類を育てています。
少子化や高齢化により深刻化する、
みかん農家の後継者不足問題に
歯止めをかけたいという
思いから積極的に自社農地を所有し、
より品質の良いみかんを生産し、
収穫できるよう努力し続けます。
黒潮の潮風と温暖な気候により、
柑橘の大生産地である和歌山。
伊藤農園は有田みかんの産地である
有田市を中心とした和歌山県内で、
10ha(東京ドーム約3個分)の園地を管理し、
様々な柑橘を育てています。
- 自社農場での栽培品目
- 温州ミカンを主とし、その他に八朔・伊予柑・
不知火・清見・なつみ・セミノール・甘夏を栽培
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農薬や除草剤を削減した
手作業中心の栽培特別栽培農産物ガイドラインに準じ化学合成農薬・肥料5割以上削減して育てています。現在伊藤農園では節減対象農薬を6割削減・肥料は化学肥料を使用せず有機肥料のみを使用しているため不使用となっています。また除草剤を使用せず、草刈機を使って人の手で作業を行っています。
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おいしいみかんづくりの
秘訣は段々畑での栽培伊藤農園がある有田市は、傾斜地のほとんどが石垣の段々畑になっている全国でもめずらしい地域です。石垣は保温効果、排水効果、光の反射効果があり、おいしいみかんづくりの秘訣です。平地に比べ移動が困難なため、栽培や収穫にはかなりの手間ひまがかかりますが、より強いコクと甘みのあるみかんをつくることができます。
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IT機器を活かした
新たな取り組み段々畑でのスプリンクラーや手作業による農薬散布はかなりの労力を要します。農薬散布用ドローンを導入することにより時間・労力をかなり削減することが可能になりました。作業の一部を機械化することで、より作業しやすい環境をつくり、より多くの園地でみかんの栽培が可能になるよう努めています。
ノール
みかん農業を
魅力・希望ある
仕事にしたい!
Message From Manufacturer Department
和歌山のみかん農家さんの平均年齢は70歳以上。後を継ぐ若者も少なく、みかん農家の数は減り続けています。そのため手放された畑の木々は枯れて放置されたり、住宅地へと変わっていっています。伊藤農園では自社で所有する園地に加え、そういった跡継ぎのない畑を引き取り、みかん農業の減少をなんとか食い止めたいと頑張っています。また農薬による健康障害が危惧される近年、除草剤を使わず、有機肥料のみを使い、農薬の使用量を最大限減らして栽培しています。薬剤を使わずに栽培することは大変ですし、傾斜のきつい段々畑での作業は作業効率も悪い。それでも効率と利益だけを求めてみかんを育てるのではなく、愛情と手間をこめてこそ、お客様に喜んでもらえるおいしいみかんがつくれると誇りを持って取り組んでいます。みかんづくりで、有田の伝統産業を守り、ともに成長し続けたい。それが私たちの願いです。